2011年11月24日
串本の塩
スタッフMR2です。

今回は、串本町商工会のご協力で「串本の塩」を取材しました。

迎えてくれたのは、「串本の塩」生産者の小杉修一さんです。
ご挨拶もそこそこに作業場を案内していただきました。


釜には、海水が約2トンあり、24時間火にかけるために付きっきりで作業するそうです。

『釜の中を混ぜ、アクや不純物を取り除く手間があり約2週間はほとんど不眠不休です。火を絶やせないので3時間おきに管理するのが大事なんです』とのこと。

しかも、『マキを使うと遠赤外線の作用があり特別美味しい塩ができる』と小杉さん。
マキには火持ちの良いスギ・ヒノキを使っているそうです。
串本町商工会の方から、『小杉さんが作った塩は、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどが豊富で旨みがあり、干物や漬物に使うととても美味しくなる』との説明がありました。

出来上がった塩は、小杉さんいわく 『他に負けない自信がある。』
実は、私たちが「まるかじり!和歌山」でご紹介している、旬の食材を使ったオリジナルレシピ料理にも、この塩を使わせていただいています。

生産は年2回と少なく、4~5月と11~12月。
どうして『和深の海水を使うのか?』との私の質問に『目の前の海は、黒潮の海流がぶつかり合って良く攪拌されていて、塩を作るには抜群の加減なんです』と小杉さん。
また、この辺りには生活排水の流入が無いこともポイントだそうです。
さすが『プロのこだわりだ』と思いました。
今回、食育推進部のスタッフが、小杉さんがお土産で持たせてくれた「串本の塩」で漬けた高菜漬けを使って、「めはり寿司」を作りました。


他では味わえない「めはり寿司」が出来て、たいへん美味しかったです。
協力いただいた小杉さん、串本町商工会の皆さま、有り難うございました。
Posted by SRI食育推進部 at 06:00│Comments(0)
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