2012年01月19日

五感に響く農業体験9 座学「自給率」編

スタッフMR2です。スタッフMR2

田辺市立新庄小学校の「五感に響く農業体験学習」レポート9回目です。鉛筆(緑)
前回の5年生のクリック座学「お米の話」に続き6年生の座学「自給率」のお話です。
本日の講師は、農林水産省近畿農政局 わかやま地域センター 統括農政業務管理官 三好章二様です。

しんじょう3

授業では、生徒たちに配られた資料「いろいろな食品の自給率」にそって進められました。

新庄6年生5
新庄6年生4

資料によると、醤油・ごま油・豆腐などは、大豆を外国からの輸入に頼っているため、自給率がほぼ0%になっています。
しかし、日本での生産が無いのではなく、外国産の安い大豆を大量に輸入しているために、日本国内での生産が少なくなったと説明されていました。
新庄6年生2

資料「昭和40年以降の食料自給率の推移」には食品の自給率が分かり易く載っており、昭和40年ごろの自給率が73%もあったのに平成22年では39%と約半分に減っていることを聞かされ生徒たちは驚いていました。

次に配られた資料「穀物等の国際価格の動向」では、輸入される食糧の値段と世界各地で起こった異常気象による作物不足になった時期を載せていました。

新庄6年生1
新庄6年生3

『主要な食料を輸入にたよっている日本にとって、食料を輸出している国に災害などがあると食料が入ってこなくなります。』と説明されていました。

最後に三好さんから生徒たちにお願いがありました。
それは、『日本では、食べ残しが多く1年間で廃棄される量はアフリカなどの難民に配られる食料とほぼ同じ量になります。』ビックリ
『毎日の食事の中で、食べ物を粗末にしないように、食べ残さないようにしてください。』とのことです。
授業の鐘が鳴り、三好さんから『貴重な授業を使わせてもらい有り難うございました。』と挨拶があり、生徒たちからも『有り難うございました』とお礼を言って授業が終わりました。

これで、1年生から6年生の座学がすべて終わりました。
取材をしながら、私たちも良い勉強になりました。講師をお務め頂いた三好様、大変有り難うございました。ペコペコ 




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Posted by SRI食育推進部 at 06:00│Comments(0)取材レポート
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