2011年11月17日
和歌山県食育推進研修会レポート
スタッフA子です。
河北コミュニティーセンター(和歌山市)で開催された「平成23年度和歌山県食育推進研修会」の参加報告です。

この研修会では、和歌山県食育推進表彰と講演、事例の発表がありました。
表彰式では、特に功績が顕著だった7団体、個人2名の表彰式が執り行われました。
表彰式のあと、食空間コーディネーターの松下久美子さんの講演がありました。

「食育から卓食へ」-今いちど、共食を考える-と題された講演は、食育基本法から始まり、なぜ国単位で食育をしなくてはならなくなったのか、家庭での問題、世の中の食の乱れなどを世代別にわかりやすく説明され、同じ食卓につきお互いに気持ちよく食事することの大切さを提案されました。
講演のあとは、表彰を受けた2団体の代表の方が、実際に取り組んでおられる活動内容や成果等の発表がありました
まず、紀の川市立東貴志保育所 所長の森上喜美代さんは、園児に野菜の栽培から調理などの体験や紀の川オリジナルの食育の歌『紀の川市ぷるぷる娘の歌』に振り付けしダンスするなど、具体的に子供たちが楽しみながら学べる工夫をされていました。
次に、栄養サポート紀南 代表の大更(おおふけ)元子さんが発表されました。大更先生には、私どもスタッフも日頃から大変お世話になっています。


大更さんは、小さな子供には楽しんでできるお手伝いを通して食の能力をつけさせたり、小学校高学年の子供たちには自分のお弁当を解体して3つの食品群にわけさせてみるなど、ユニークな取り組みをなさっています
地元の名産品である梅に焦点を置き、梅を活用した料理も紹介されていました
情熱あふれる食育談に、私も思わず真剣にメモをとっていました。
初めての研修会、とても意義深いものになり、今後の活動に生かしていきたいと思います。
2011年11月16日
第1回スイーツバトル in 和歌山
スタッフMです。
11月12日(土)、和歌山マリーナシティ内の「わかやまスイーツ&グルメフェスタ」会場で「わかやまポンチVSおかやまフルーツパフェライバル協定」調印式と「第1回スイーツバトル in 和歌山」が催されました。

和歌山県(わかやま)と岡山県(おかやま)は読みが一文字違いで、よく県名を聞き間違えられることがあります。
そんな和歌山県と岡山県は、西日本を代表する2大フルーツ王国なのをご存知でしたか?
この両県の全国わかやまポンチ協会と
フルーツパフェの街おかやま実行委員会が「果樹王国」同士の「ライバル協定」を結ぶ運びとなった事を記念して、和歌山は「わかやまポンチ」、岡山は「フルーツパフェ」で、スイーツバトル
実施が決まったそうです。
これは、両県産の果実のPR、消費拡大につながるようにするとともに「わかやまポンチ」と「おかやまフルーツパフェ」の認知度向上を狙ったものです。
当日は、秋晴れの行楽日和でした
調印に先立ち、全国わかやまポンチ協会の 田上義人 総裁、岡山商工会議所岡山食文化委員会の 赤木啓治 委員長からご挨拶とバトルに向けての「決意表明」がありました。
調印式があり
昼12時から「第1回スイーツバトル in 和歌山」の始まりです。
このバトルは、当日の販売個数を競うもので、わかやまポンチ・おかやまフルーツパフェ(共に500円)を購入した来場者が、投票用のスプーンを投票箱に入れます。
17時の終了時点で、数の多い方が勝者となります。
来場者にPRする、わかやまポンチ姫とおかやまフルーツパフェ姫。二人の手にはポンチとパフェが
ポンチストの我々も、早速「わかやまポンチ」を購入。美味しい。
以前、弊社を訪問していただいた、鮮魚の達人こと山根博信さんも「わかやまポンチ」を応援に駆けつけていらっしゃいました。

さて、勝負の結果ですが
開票の結果。。。得票数197対175のわずかな差で「おかやまフルーツパフェ」が勝利しました。

お互いの健闘を称えあったあと、全国わかやまポンチ協会の田上総裁は次回バトルでのリベンジを宣言されました。

場所柄、観光客も多く参加して、大盛況で終わったバトルでした。
今回のようなイベントを通じて、和歌山県産果実のブランド力向上、そして消費拡大につながるといいですね~
2011年11月15日
第2回 全国あゆ1 グルメグランプリ in 南紀ひきがわ
スタッフMR2です。
白浜町営 向平キャンプ場で開催された 「第2回 全国あゆ1グルメグランプリ in 南紀ひきがわ」 を取材させて頂きました。
この「全国あゆ1グルメグランプリ」は、各地からの出展者がこの日のために考案した「自信の一品!」の鮎料理でグランプリを競うというものです。
第2回目の今回は、県内外20ブースが競いました。
開始直後に雨 が降りましたが、その後は晴天に恵まれました。

審査に参加するには、会場受付で投票券(試食チケット500円分について1枚)を購入し、各ブースで試食(1皿100円~500円)して「一番おいしかった」と思ったチームの投票箱に投票券を入れます。試食タイムは、10時~13時。
得票結果は、
「あなたの町の商工会(日置川商工会)」の「あゆチョビパスタ」が第一位となりました。日置川の天然鮎を2ヶ月塩漬けし、オリーブオイルに漬け込み熟成させ出来上がった【あゆチョビ】を使用しています。
第二位は、「浜ちゃんうどん」の「鮎うどん」。鮎の甘露煮が入った贅沢な一品です。
第三位は、「神戸元町 東光」の「鮎ちまき蓮の葉包み」。こちらのブースは、開始直後から長蛇の列が出来ていました。
第四位は、「ファイヤーウーマン☆HIKIGAWA」の「鮎雑炊」。味噌仕立ての逸品です。
第五位は、「紀州弓矢八幡」の「鮎だし白(米)麺」。こちらは、米粉の麺を使ったラーメンです。米粉麺は、鮎との相性が良いようですね。
その他のブースも、それぞれ工夫を凝らしたレシピを考案されていました。
惜しくもグランプリに入らなかったものの、試食して「これは美味しい」と思う作品もあり、「多くの人の舌をうならすのは難しいものだな~」と感じました。そう言えば、「舌」という字は「千」に「口」と書きます、食はいつも奥深いですね~。
受賞チームの皆様、おめでとうございました!
2011年11月14日
「わかやまポンチ」PROJECT (2011年版)
スタッフMR2、新人スタッフのN子
です。
2011年版 みんなの「わかやまポンチ」PROJECT の試食イベントを取材させて頂きました。
このプロジェクトは、全国わかやまポンチ協会と和歌山県が取組を進めてきたご当地スイーツ「わかやまポンチ」を、頼もしい応援団 ”ポンチJr” とファミリーマートと一緒にコンビニスイーツとして開発するもので、2010年6月にスタートしました。
今回のプロジェクトの中心としてレシピを考案した ”ポンチJr” は、和歌山大学附属小学校4年A組の児童たちです。
詳しくは、こちら→和歌山県広報リレーブログ、
ファミリーマート
その前に「わかやまポンチって何?」 という方は、→ こちらをご覧下さい

冒頭、4年A組担任の梶本先生から、『これを機会に子供たちに「もっと和歌山を愛してほしい」と思っています』 とのお話がありました。

2011年6月から4Aの生徒30名が6チームに分かれてコンペを実施し、勝ち抜いた「SRAポンチ」をもとに商品化されたものです。
( ※SRAとは、S:酸味・爽やか、R:レア、A:甘い の略だそうです )

苦労の末に出来上がった「わかやまポンチ」だけにポンチJr全員の思いが込められた商品になりました。完成した商品が、子供たちの前に出されると『お~っ』と歓声が部屋中に

商品が一人一人に配られ、みんな上から下から、横からと観察したあとは、いざ試食です。

子供たちからは、『おいしい~』『さっぱりしてる
』『いろんな味が楽しめる
』『色がきれい
』『すっぱいところがおいしい
』『食べるのもったいない
』など、さまざまな感想が出ていました。
どんな人に食べてもらいたいか、子供たちに聞いたところ『いろんな人に食べてもらいたい』『和歌山以外の人に食べてもらいたい』
次に、子供たちが考えたポスターやCMのプレゼン発表が5つのチームからありました。

あるチームは、ポスターや自分たちでCMを考え、CM撮影の様子を実演したり。その他、お弁当との「セット売り企画」や、生徒によるギター演奏にあわせてコマーシャルソングを発表したり、ボケ満載の漫才あり。この頃のお子さん方の多才ぶりに圧倒されちゃいました。

それぞれのチームで、一生懸命考え休み時間を使って練習したそうです。
最後に発表したチームは、新たに「秋冬ポンチ」を考えてきて、使用食材の柿について、私たちの「まるかじり!和歌山 かわら版」を使った発表をしてくれていました。ありがとうございます。

それぞれのチームの発表を聞いていて、みんな和歌山が大好きだという事が伝わってきました。
そして、完成品がこちら


このポンチは、和歌山県産梅の甘露煮、八朔、キウイ、ジンジャーとすももの2種類のクラッシュゼリーをレアチーズの上にトッピングしたものです。
「わかやまポンチプロジェクト」第2弾の「わかやまポンチ」は、関西のファミリーマート店舗約1400店で2011年10月25日(火)から発売されています。
楽しみですね~。
2011年11月11日
柿みかんジャムはいかがですか?
スタッフSです。
いよいよ柿のおいしい季節になりました。
スタッフキャラは、いつも左手にみかんをもっていますが、もう片方に
柿を持ちたくなる今日この頃。

今回の取材先は、橋本市生活研究グループの皆様方。

11月13日(日)に開催される橋本市の秋のイベント「まっせ・はしもと」で試食用に配布する「柿ジャム」作りを取材させて頂きました。
「柿みかんジャム」、作り方はとてもカンタンです。
皮をむいて、切って、煮るの3ステップ!お子様と作るのにもピッタリです。



<材料>
富有柿
(皮、種をのぞいた正味) 1kg
みかん(外皮をむいて) 300g
砂糖 柿、みかんの20%
ブランデー 大さじ1
<作り方>
みかんは外皮をむいてうす皮の袋ごとザク切りに。
柿は皮をむいたら繊維にそって薄くスライス。
鍋に上記2つと1/2量の砂糖を加え、強火で焦げ付かないよう混ぜながら煮る。
煮あがったら中火に。残りの砂糖を加え、アクを取りながら手早く煮詰める。
仕上げにブランデーを入れる。
ポイントは熟した、かたい柿でつくること。
みかんを入れるとジャムにとろみがつきやすくなるそうです。(量はお好みで加減)
柿1kgに対してレモン1、2個をみかんの代わりに入れてもいいそうです。

柿は、カロチンやカリウム、ビタミンCなどが豊富に含まれているくだもの。
旬の安くて栄養たっぷりの美味しい時期にぜひ食べたいですね。
食べきれない分はジャムにして、消毒したビンに保存!
そうすると、一年中柿が楽しめるんですね~


試しにクラッカーにのせたり、パンにはさんでフルーツサンド風にしてもGOOD!
フレッシュでジューシィ!そのまま食べられる美味しさでした。
2011年11月10日
野菜を食べよう2011
スタッフMR2、Y子、K子です。
「野菜の日」の8月31日に京都同志社女子大学で「野菜を食べよう2011」シンポジウムが開催されました。

日本栄養士会が、平成20年度から展開している「野菜を食べよう~メタボ撲滅~」キャンペーンの一環です。女性を中心に約400名が参加しました。

『「良い」食を実践するために』をテーマに、2人の講師の方から講演がありました。
講演① 生活習慣病予防のための食品機能の活用-体を守るための賢い野菜の摂り方」 神奈川工科大学応用バイオ学部栄養生命科学科教授 饗場 直美
こちらは、健康日本21の目標「野菜の摂取量350g以上」の根拠、野菜を摂ることによる体への影響など科学的根拠に基づいての話でした。

講演②「パパッと簡単、やさい料理」 料理研究家・管理栄養士 村上 祥子
こちらは、電子レンジで簡単に作れる野菜料理の実演でした。
レンジで手軽においしくできるレシピに驚きでした
ご飯までレンジ美味しく炊けるんですよ

展示・体験コーナーもありました

体験コーナー「350gってどれくらい?」 では、1食分のサンプル料理を選んで、野菜量を確認します。

スタッフY子もチャレンジ





『野菜ってすごい!』と改めて感心ました
2011年11月09日
いきいき健康講座
みなべ町にある老人福祉施設「老人憩の家 二子の里」で開催された「いきいき健康講座」の取材
に行ってきました

この内容は、
①看護師による血圧測定・健康相談
②栄養サポート紀南の村上栄養士による栄養講座「食事バランスについて」

前日の食事を料理が描かれているカードから選び、栄養士さんが食事バランスチェックをして下さいます。

「食事バランスガイド」は、一日に「何を」 「どれだけ」食べたらよいかをコマの形で示したものです。何を食べたらよいのかは、5つのグループの料理に区分されます。
主食・・・毎日の生活のもとになる。(ごはん、パン、麺類)
副菜・・・体の調子をととのえる。(野菜、きのこ、いも、海藻料理)
主菜・・・体を作ってくれるもの。(肉、魚、卵、大豆料理)
牛乳・乳製品・・・カルシウムの供給源。
果物・・・ビタミンC、カリウムの供給源。
バランスよい食事と一言でいってもなかなか難しいのでこうやって一日食べた食事を振り返ってみることも大切ですね

昨日食べた食事を思い出しながら、『昨日はひじきを炊いたよ。』『最近スイカをたくさんもらって毎日食べてるの。』『家庭菜園で採れたなすやトマトがおいしよ。』『漁業を営んでいるから刺身が好きで刺身は毎日欠かしたことがない。』『孫においしいもを食べさせたい。』など色々なお話を伺いました
みなさん和やかな雰囲気で料理カードを選んだり待ち時間を過ごされていました

個々の栄養チェックを終えると栄養士さんから、それぞれの料理区分について説明がありました
『主食を多くとっている人は、よく動いていれば大丈夫ですが、糖尿病などに繋がるので、適量にしましょう。』
『副菜は、たくさん食べてもいいです。カリウムや食物繊維も豊富なことから、血圧、血糖、便秘などの調整をしてくれます。』
『主菜は、たんぱく質の多く含まれている食品は、脂肪も多く含まれている場合もあるので、とりすぎに気をつけましょう。』
『牛乳はコップ一杯で、一日に必要なカルシウム量の1/3とれます。おかずでカルシウムを摂ると小鉢2個分にあたります。骨粗しょう症予防のためにも、積極的にとりましょう。』
『果物は、糖分も多いため朝食べるのが一番おすすめ。にぎりこぶし1個分の量を目安に毎日食べましょう。』
『菓子・嗜好飲料は200kcalを目安に。最近は商品にカロリーが表示されています。100kcalを消費するには30分歩かないと行けないことを、頭において食べすぎに気をつけましょう。』
「食事バランスガイド」については「まるかじり和歌山」にも載せてます