2012年01月19日
五感に響く農業体験9 座学「自給率」編
スタッフMR2です。
田辺市立新庄小学校の「五感に響く農業体験学習」レポート9回目です。
前回の5年生の座学「お米の話」に続き6年生の座学「自給率」のお話です。
本日の講師は、農林水産省近畿農政局 わかやま地域センター 統括農政業務管理官 三好章二様です。

授業では、生徒たちに配られた資料「いろいろな食品の自給率」にそって進められました。


資料によると、醤油・ごま油・豆腐などは、大豆を外国からの輸入に頼っているため、自給率がほぼ0%になっています。
しかし、日本での生産が無いのではなく、外国産の安い大豆を大量に輸入しているために、日本国内での生産が少なくなったと説明されていました。

資料「昭和40年以降の食料自給率の推移」には食品の自給率が分かり易く載っており、昭和40年ごろの自給率が73%もあったのに平成22年では39%と約半分に減っていることを聞かされ生徒たちは驚いていました。
次に配られた資料「穀物等の国際価格の動向」では、輸入される食糧の値段と世界各地で起こった異常気象による作物不足になった時期を載せていました。


『主要な食料を輸入にたよっている日本にとって、食料を輸出している国に災害などがあると食料が入ってこなくなります。』と説明されていました。
最後に三好さんから生徒たちにお願いがありました。
それは、『日本では、食べ残しが多く1年間で廃棄される量はアフリカなどの難民に配られる食料とほぼ同じ量になります。』
『毎日の食事の中で、食べ物を粗末にしないように、食べ残さないようにしてください。』とのことです。
授業の鐘が鳴り、三好さんから『貴重な授業を使わせてもらい有り難うございました。』と挨拶があり、生徒たちからも『有り難うございました』とお礼を言って授業が終わりました。
これで、1年生から6年生の座学がすべて終わりました。
取材をしながら、私たちも良い勉強になりました。講師をお務め頂いた三好様、大変有り難うございました。
2012年01月17日
水産加工場 体験学習
スタッフMR2です。
田辺市立芳養小学校3年生の体験学習の一環で行われた「水産加工場の体験学習」取材レポートです。
地元の水産加工場(早田水産さん)の加工場を見学した後で、魚を干し網に並べる作業を体験する学習メニューでした。
最初に、干物にするアジやサバを背開きにする作業を見学。
社長の早田さんから、「腹開き」と「背開き」の違い、干物にする魚の種類についての説明がありました。

プロの早業に、生徒たちも大興奮です。
さばき方をゆっくり見せてくれても、手馴れたさばきで見逃してしまいます。
生徒たちは、どんどん背開きにされていく魚と、包丁を持つ手元を交互に見つめていました。

さばいた魚を、秘伝の「塩汁」に一度漬けます。
生徒たちが「塩汁」に漬けた魚を、干し網に並べました。

手を洗い順番に魚を丁寧に並べていきます。
並べ終わると、除湿乾燥庫に入れて干物にするそうです。
次に、場所を移動して冷凍庫(マイナス30度)の中を見学させていただきました。
生徒たちに混じり冷凍庫へ2分ほど入ってみましたが、強烈に寒かったです。

最後に、生徒から早田さんへの質問タイムです。
早田水産は何年ぐらいお仕事をされていますか?
50年ほどです。
何種類の魚を扱っていますか?
1年間に50から60種類です。
1日で、さばく魚の数は?
今日は400匹くらいですが、多い時には2000匹ほどさばきます。
最後に、早田さんから生徒たちにお願いがありました。
『海や川を汚さない、道や山にもゴミを捨てないでください。
なぜかと言うと雨が降るとそのゴミたちは川や海に流れていきます。海や川を汚すと、魚がいなくなります。そうすると、みんなが魚を食べられなくなります。
そんなことにならないために一人ひとりが気をつけて川や海を汚さないよう にして下さい。』
生徒たちは、その言葉に、元気よく『はい』と答えていました。
早田さんからのメッセージは、ちゃんと生徒たちに届いたようですね。
2012年01月16日
U遊祭2011
スタッフN子です。
12月17日(土)18日(日)和歌山県立情報交流センター ビック・ユーで開催された、U遊際2011に、私たち(株)エスアールアイ食育推進部も出展しました。
今回の出展内容は、「まるかじり和歌山 かわら版冬号」を通して、来場者に食育への理解を深めてもらい、加えて「くだものカルタクイズ」で和歌山県産くだものの魅力を知っていただきました

初日17日(土)は、とても寒い朝でしたが、開始の10時になると私たちのブースにもたくさんの方々が来ていただけました。
子供たちはもちろん、いろんな年代の方にも「くだものカルタクイズ」に興味を持っていただき、参加していただけました。

そして、こんなお客様も



私もしっかり握手してもらいました




2日間で約100組の老若男女のみなさまにくだものクイズを通して楽しみながら学んで頂きました。
ご来場いただき、ありがとうございました。
2012年01月12日
五感に響く農業体験8 座学「お米の話」編
スタッフMR2です。
新庄小学校の「五感に響く農業体験」、3、4年生の座学「朝ごはん」に続き、5年生の座学「お米の話」の取材レポートをお届けします。
今回の講師は、農林水産省 近畿農政局 和歌山地域センター 主任農畜産安全管理官 矢戸様です。

授業の始めに配布された資料を手に、生徒たちは真剣な眼差しです。
まず最初に、イネの原産地は中国であり、紀元前2000年ごろには、稲作がされていたそうです。
日本には、紀元前300年ごろ中国から伝わったとの説明に、生徒たちは少し驚いていました。
確かに、紀元前と聞いてもピンときませんね
現在、私たちが食べているお米は、すごく歴史のある食べ物だということなんですね。
大変勉強になりました。
お米の種類についても説明がありました。
最初は、なじみのある「ジャポニカ種」

次の「インディカ種」は、タイ米で有名な品種です。

最後に、「ジャパニカ種」で、スペイン・イタリア料理のパエリアやリゾットなどに適しているそうです。

日本では「ジャポニカ種」の生産が主で、国内全体で約340種類の品種が栽培されているそうです。
和歌山県は神奈川県と同じく、「キヌヒカリ」という種類のお米を多く作っています。
また、「イクヒカリ」や「コシヒカリ」も作られていると説明されていました。

上の図にあるように日本全国で、いろんな名前のお米があることを知って、生徒たちは興味津々でした。
次に、苗の話をされました。
・稲刈りのときに、採っておいた種もみを乾燥させ保存します。
・保存しておいた、種もみを塩水に浸して底に沈んだ種もみを使います。(沈んだものは、実が詰まっているため重い)。
・種まきは芽がでやすくなるように、種もみを1週間ほど水に漬けて、育苗(いくなえ)箱に土を入れ、種をまき、さらに土をかぶせ、水をやり育てます。
・種から芽がでると、温度に気をつけながら毎日水をかけてあげます。
田植えをするまでには、たくさんすることがあると、矢戸さんは話しておられました。
最後に、講師の矢戸さんから生徒たちへ『お米も他の農作物ももっと知ってもらい、地元で採れた農作物をたくさん食べて、大きく成長して下さい』とあり、授業を終了しました。
生徒の皆さんも、元気よくお礼の挨拶をしていました。
2012年01月10日
周参見中学校 小麦プロジェクト
スタッフMR2とスタッフM
です。
すさみ町立周参見中学校の「小麦プロジェクト」の一環で12月に行われた料理体験実習のレポートをお届けします。
「小麦プロジェクト」とは、同校2年生の生徒が総合学習と家庭科の授業として、麦を種から植え・育て・収穫し、ピザやパン作りに挑戦する、食育の体験学習で、同校の栄養教諭である岡本先生を中心に全校で取り組んでこられました。
調理実習の講師は、学校からの推薦でイタリア料理「WOODSTOCK」(田辺市)店主の橋本さんとお店のスタッフの方に講師をお願いしました。
メニューは、生徒たちが収穫した小麦と地元特産のイノブタを使った「イブの恵みベーコンピザ」、「チョコレートケーキ」、地元産ほうれん草の「ホウレン草のポタージュ」の3品です。
(←今回使用したイノブタベーコン)
2年生の生徒が1年生・3年生の生徒と先生他学校関係者を含む約140食分を調理しました。
授業が始まり、川本校長と学年主任の井上先生から生徒たちに、『今回の調理実習にあたり、色んな人たちの協力があって実現していますので感謝の気持ちを持って作業してください。』また、『怪我に注意すること。楽しくやりましょう。』と、説明がありました。
講師の橋本さんから『今日は、1年生と3年生に食べてもらうことを意識し、お店の従業員としてお客様に出すんだと言うつもりで作業にあたってください。』と話されました。

最初に、橋本さんからピザの生地作りをデモンストレーションしてくれました。
生徒たちも順番に見よう見まねでピザ生地をこねていきます。
ある程度、こねるとボウルから生地を取り、盛り付け台に生地を移して押し込むようにこねていきます。
生地をこねあげ、ボウルにもどして、濡れタオルを生地のうえにかぶせ、30分間寝かせます。

生地を寝かせている時間を使い4つの班に分かれてケーキとポタージュを作っていきます。
第1班は、「チョコレートケーキ」を作ります。お店のスタッフに聞きながらケーキの生地を作っていました。少し緊張気味かな。
第2班は、「ホウレン草のポタージュ」の具材である、ジャガイモをカットしてレンジと鍋を使い火を通します。
ここでは、橋本さんがピーラーと包丁、レンジと鍋の使い方を指導していました。
第3班は、「ホウレン草のポタージュ」のスープ作りです。生クリーム、牛乳を入れる作業です。
橋本さんから牛乳と生クリームを入れることの意味などを教えてもらっていました。
また、モッツアレラチーズを包丁で細かくカットし、それをフードプロセッサーでピザ用の粉チーズを作っていました。
第4班は、ピザソース作りです。
お店のスタッフに、缶切りを渡されて缶を開けようとしますが、なかなかうまくいきません。
缶が大きい上に、使い慣れない業務用の缶切りに四苦八苦していました。

各班の作業が落ち着いてきたころに、寝かしておいた生地を取り出し70グラムに切り分け、丸めて冷蔵庫で15分から20分寝かします。

事前に1年生、3年生用に作っておいた生地を取り出し伸ばしていきます。
橋本さんがデモンストレーションで、プロの技を披露しました。生徒たちからは、歓声があがっていました。
今回のピザはクリスピータイプのものを作りますので、伸ばした生地をオーブンで半焼にし冷まします。これは生地をパリッとさせるためだそうです。
半焼きした生地にピザソースを塗り、イブの恵みベーコン、オレガノというハーブを散らし、粉チーズにしたモッツアレラチーズをたっぷりふりかけオーブンで焼きます。

焼きあがったピザを半分に切り分け、1年生と3年生の待つ教室に運び、次に自分たちのピザを焼きます。2年生は一人1枚です。
ピザ、ホウレン草のポタージュ、チョコレートケーキ、給食のピラフと牛乳という豪華な昼食になりました。
生徒たち自身が植えて育てた小麦を調理すること、また、まわりの人たちの協力があって実習が出来ていることのありがたみを感じてもらえたかな。
2012年01月06日
五感に響く食・農業体験7 座学「朝ごはん」
こんにちは、スタッフN子です
田辺市立新庄小学校の「五感に響く農業体験学習」の レポート7回目です。
前回の3年生の座学「野菜の話」編の翌日に行われた4年生の座学「五感に響く食・農体験について(朝ごはんについて)」を取材しました
講師は、農林水産省近畿農政局 和歌山地域センターの三好章二さんです

座学の内容は
1、 自己紹介
2、 朝ごはんの話の前に
3、 学ぶこととは
4、 社会性をみにつける
5、 夢をかなえる
6、 五感で感じる
7、 心もからだも成長期
8、 朝ごはんを食べること
9、 食事はたのしく
10、 脳のエネルギー
11、 学んだことを人に話す
前日の3年生の座学内容よりも4年生では、少し難しくなっていました。
どうして朝ごはんを食べるのか、『脳のエネルギーは寝ている間になくなるので、朝ごはんを食べてまた補給しないといけない』や『朝ごはんを食べた人と、食べない人ではテストの点数も違うよ』と、お話されていました。
やっぱり『やる気』を出すには朝ごはんが必要ですね

今の時期、寒くて布団から出るのがつらい日もあるかもしれませんが、あったかい朝ごはんを食べて『やる気』をだして学校に行きたいですね
みんな、これからも朝ごはんをちゃんと食べてくださいね
さて、こちらは教室の後ろ側にあった「食育の学習」の掲示板です
私たちが学習のお手伝いをした、さつまいもの収穫から「さつま芋のおやき」や「さつま芋の茶巾」のことが書かれていました

皆さん、バランスの良い食事をしっかり摂って下さいね!
2012年01月05日
「地産地消」お料理教室 その2
スタッフA子です
先月開催された「イルカ主催第2回料理教室」の取材記をお届けします。
第1回に続き、情報誌「ラカン」でお馴染みの株式会社ラカンさんの企画で、田辺商店街活性化(イルカカード普及活動)の一環として、田辺市商業協同組合・イルカ事業委員会主催により、無料託児サービス付きで開催されました。

公募により10名の皆さんが参加されました
講師は、前回同様、バンホーン宏実さん。

メニューは、クリスマスも近いということで、おしゃれにイタリアン
・鶏胸肉のサルティンポッカ
・かぼちゃとさつまいものカポナータ(イタリアの煮込み料理)
・真だこのカルパッチョ
と、ちょっと聞きなれない名前のメニューばかりでしたが、地元の食材とどうコラボするのか興味深々。
こんなに沢山の新鮮なお野菜がならんでいましたよ~

『にんにくは包丁の平らなところでつぶして、もし青い芽がでていたら、えぐいので取り除いてください。』
『オリーブオイルとにんにくは、冷たいお鍋にいれてから、弱火で焦がさないように炒め、香りを出します。』

など、お料理の基本から、へえ~と初めて聞くお話を交えながら、みなさん和気あいあいとお料理を続けていきます
『削ぎ切りってどんな風にするの~?』という戸惑いの声があがれば、『こうじゃない?』と、教えあう姿も

『塩のひとふりで、全く味が変わりますので試してみてください。』と、宏実さんが一つまみの塩を入れたあと、味見をすると。。。
『全然ちがう~!おいしい~!』と皆さん目を輝かせておられました

サルティンポッカは、イタリア語で「口に飛び込む」という意味で、簡単に短時間で出来ることから、名づけられたのだということです。

使われた食材のほとんどは地元の商店街から調達した地元産のもので、ハーブ類などは宏実先生の自宅でとれたものだそうです。
地元産、そして旬の食材を食べるおいしさ、楽しさを皆さん実感しておられました。

そして「やさいたっぷりメニュー」の完成です!

(左から、カポナータ、カルパッチョ、サルティンポッカ)
クリスマスでは、参加された皆さんの食卓に並んだのでしょうね~

次回は、2月に開催されるそうです。
どんな地産地消メニューが学べるのか、楽しみですね
2012年01月03日
わかやまポンチ Barly編
スタッフK子です。
先日、わかやまポンチ
の登録審査の様子を取材に行ってまいりました
新たに、「わかやまポンチ」を提供されるお店はこちらっ
南紀白浜ナギサビール直営レストランのBarley(バーリィ)さんです
こちらの「わかやまポンチ」は、梅とりんごのシロップを使ったまろやか系です
和歌山県産の梅の甘露煮とみかん、柿、巨峰など、フルーツがたっぷり アイスクリームとマッチしてとっても美味しそう
和歌山県農林水産部食品流通課の大石主査が厳しい表情で審査しています。ドキドキ

厳正な審査の結果、見事「わかやまポンチ」のお店として認定されました
これでまた、身近にポンチが食べれるお店が出来ましたね~
2011年12月29日
直売所きてら取材
スタッフY子とスタッフK子
です。
秋津野直売場『きてら』 取材の第2弾として、平成23年1月21日誕生した「俺ん家ジュース」の新工場
をレポートします。

これまでは、果実の形が悪く、表面にキズ跡あるみかんは、(ジュースにすれば味は変わらないのに)商品価値が無いとされていたそうです。
また、大規模なジュース工場に納入していた頃は、集荷費・輸送費と費用がかさみ、『農家にはメリットが殆ど無い』状況が続いていていたとか。
そこで、近隣の農家さんが共同出資で自前のジュース工場を作ったところ好評を呼んで、増産のために新工場が設置されました。
みかんジュースの他に、新商品として「橙(だいだい)ポン酢」の生産も始まっています。

田辺市は生産量全国1,2位を争う橙の産地で、お正月用の飾りとして出荷されていましたが、お正月飾りの需要は年々少なくなってきているそうです。
それならと、香りだけでなく柑橘の味もしっかりとしている橙の特長を活かしたポン酢が作られることになりました。「美味しい」と、きてらさん自慢の商品です。

この新工場から今後、どんな新商品がでてくるのか楽しみですね~。
2011年12月26日
調理体験学習支援プログラム 2 白浜第一小学校
スタッフSです。
こちらのブログでもたびたび紹介していますが、エスアールアイ食育推進部の「食育推進と実践」業務の一つに「調理体験学習支援プログラム」というのがありまして、いろいろな学校へ伺って学校での食育活動をお手伝いしています。


その一環で、白浜第一小学校5年生の調理実習にお邪魔しました。
今回は「お米からご飯への変化を体験する」「いろいろなだしの違いを知る」が主なテーマです。

指導は我らが食育栄養スタッフ、K子 と、Y子
。


はじめにお米の研ぎ方や水加減などを実演し、さっそく生徒さんにも取りかかってもらいます。皆さんなかなかいい手つきです。


生徒さんは炊飯器を使いましたが、先生の方はガラス鍋で炊飯します。沸騰して、お米がご飯へと変化していく様子が観察できるので、「鍋の中が見えて面白~い!」とみんな興味津々。



続いては、だしについてです。「かつおだし」「昆布だし」の取り方の実演を見ながら「いいにお~い」という声も上がりました。
「いりこだし」は生徒たちでつくります。みんなで煮干の頭とはらわたを丁寧に取って下処理は完了。水につけてしばらく置きます。

待ち時間を利用して「お米について」お話しをしてくださったのは、近畿農政局和歌山地域センターの大家哲也さん。資料を見ながら日本の主食であるお米の特徴について学びました。



お米が炊けるまでの間、さっきのいりこ入りの鍋に火を入れ、だしをとりながら具材を食べやすい大きさにカットしていきます。K子先生が「ネコの手みたいにして切るといいよ」とアドバイスすると「豆腐はこのくらいの大きさ?」と手分けして相談しながら、調理が進みます。


具材が煮えたらお味噌を投入!!「うわっ、うまっ」とお味見役の歓声も聞こえてきました。「とけたらネギを入れてね~」とY子先生の合図でいよいよ完成!ランチルームに移動しての試食&給食タイムです。

ここで、給食準備を待つ間に「だし味くらべ」です!先ほど先生が用意した「かつおだし」「昆布だし」ですが…皆さん味付けナシのだし汁にビックリの様子。圧倒的に人気だったのは「かつおだし」でした。


今回は調理実習で作ったご飯とおみそ汁に、給食の主菜と副菜がつけられ、デザートには我が食育推進部のオリジナル「わかやまポンチ」もプラス!!
「おみそ汁美味しいねぇ!」と同じテーブルの生徒に伝えると、とっても嬉しそうな顔をしてくれたのが印象的でした。
デザートタイムに座学の講師をしていただいたのは、西牟婁振興局地域振興部企画産業課の北村祐人さん。クイズをまじえて楽しく「和歌山のくだものについて」教えていただきました。
ちなみに、この日の当社オリジナル「わかやまポンチ」は、こちら!

梅の甘露煮にいちご、柿、キウイフルーツが、タピオカ入りココナッツミルクの中に入っています。 おいしいですよ~
やっぱり自分たちでダシからつくったおみそ汁は美味しい!
ごはんも上手に炊けました。
白浜第一小のみなさん、
また、おうちでも作ってみてくださいね。
2011年12月20日
調理体験学習支援プログラム 1 生馬小学校
スタッフN子です
上富田町立生馬小学校の5年生を対象に、生徒たちが育てて収穫したもち米を使った「鍋もち」の調理体験と、郷土料理についての座学を行いました。
講師は、大塔生活研究グループの棚上モト子さんと愛瀬照代さんのお二人です。


棚上さんから郷土の行事料理について、1月はお正月・七草、2月は節分など1年を通した行事の食事について、子供たちに話してくださいました。
以前私たちが取材した、「ぼうり」(
その1、
その2、
その3)についてもお話してくださいました
今回の調理体験メニューは、鍋もち(白餅、ヨモギ餅)・お雑煮・冷奴です
鍋もち作りには、これを使ってお餅をつきます

炊き上がったもち米をヨモギ餅と白餅用の二つに分けて、生徒たちが順番に、協力してつきました
出来上がるまで、意外に時間がかかるので、ばててしまう生徒もいました


手にいっぱいのあんこ、でも楽しそう


ヨモギ餅は、あんこを入れて完成

白餅は、お雑煮に入れて完成

豆腐は、生徒たちが手の上で切り分けました

そばで見ている方が、手を切らないかドキドキします。
でも生徒たちは、意外と簡単そうにこなしていました
ショウガとネギ、かつお節をかけて冷奴の完成

試食が始まり、食育推進部オリジナルの「わかやまポンチ」試食も交えて、和歌山の果物について勉強してもらいました。
講師として わかやまポンチ姫 こと和歌山県農林水産部食品流通課 主事 谷口晴奈様の登場で、生徒たちも大喜び

ポンチ姫から、座学「和歌山のくだものについて学ぼう!」、くだものクイズやフルーツ王国和歌山についてお話をしていただきました


ポンチ姫は、生徒たちから『サインちょうだい』『かわいい』って、大人気でした。
ポンチ姫、本当にかわいかったです
こちらが、食育推進部オリジナルの「わかやまポンチ」です

みんな和歌山県産のくだものを、たっぷりいただき大満足のようでした
後日、調理実習の感想が届きましたので1部を紹介しますね
『和歌山がフルーツ王国なのを初めて知りました』
『いろいろな料理を教えてくれて有難う』
『おみそ汁のだしがカツオ節だったのが、びっくりした』
『おみそ汁にお餅を入れるといいにおいがしました』
『今日は初めての事がいっぱいで、楽しかったです』
と、生徒たちの心に残った授業になったようです
みんなお家でも作ってくれるといいなぁ
2011年12月19日
インフォフェア’11inわかやま
スタッフMです。
和歌山市のアバローム紀の国で開催された(社)和歌山情報サービス産業協会(WAKASA)主催「第19回インフォ・フェア’11inわかやま」に出展しました。
当日は、企業展示ブースでWEBサイトや地デジデータ放送で配信中の「食育情報館 まるかじり!和歌山」のPR及び、栄養士による「食事バランス診断」を実施しました。

「食事バランス診断」は、約20名の方に受診していただきました。
「わかやまポンチ」のポンチ姫こと和歌山県農林水産部食品流通課の谷口主事にも受診していただきました。
また、企業発表のコーナーにおいて「食育情報館 まるかじり!和歌山」のプレゼンテーションを行いました。
WEBサイトや地デジデータ放送の案内、取材活動(団体・個人)、食育実践活動、栄養指導等についてお話させていただきました。
これからも、「まるかじり!和歌山」をよろしくお願い致します。
2011年12月15日
調理体験学習支援プログラム 生馬小学校編
スタッフN子です
上富田町立生馬小学校の5年生を対象に、生徒たちが育てて収穫したもち米を使った「鍋もち」の調理体験と、郷土料理についての座学を行いました。
講師は、大塔生活研究グループの棚上モト子さんと愛瀬照代さんのお二人です。


棚上さんから郷土の行事料理について、1月はお正月・七草、2月は節分など1年を通した行事の食事について、子供たちに話してくださいました。
以前私たちが取材した、「ぼうり」(
その1、
その2、
その3)についてもお話してくださいました
今回の調理体験メニューは、鍋もち(白餅、ヨモギ餅)・お雑煮・冷奴です
鍋もち作りには、これを使ってお餅をつきます

炊き上がったもち米をヨモギ餅と白餅用の二つに分けて、生徒たちが順番に、協力してつきました
出来上がるまで、意外に時間がかかるので、ばててしまう生徒もいました


手にいっぱいのあんこ、でも楽しそう


ヨモギ餅は、あんこを入れて完成

白餅は、お雑煮に入れて完成

豆腐は、生徒たちが手の上で切り分けました

そばで見ている方が、手を切らないかドキドキします。
でも生徒たちは、意外と簡単そうにこなしていました
ショウガとネギ、かつお節をかけて冷奴の完成

試食が始まり、食育推進部オリジナルの「わかやまポンチ」試食も交えて、和歌山の果物について勉強してもらいました。
講師として わかやまポンチ姫 こと和歌山県農林水産部食品流通課 主事 谷口晴奈様の登場で、生徒たちも大喜び

ポンチ姫から、座学「和歌山のくだものについて学ぼう!」、くだものクイズやフルーツ王国和歌山についてお話をしていただきました


ポンチ姫は、生徒たちから『サインちょうだい』『かわいい』って、大人気でした。
ポンチ姫、本当にかわいかったです
こちらが、食育推進部オリジナルの「わかやまポンチ」です

みんな和歌山県産のくだものを、たっぷりいただき大満足のようでした
後日、調理実習の感想が届きましたので1部を紹介しますね
『和歌山がフルーツ王国なのを初めて知りました』
『いろいろな料理を教えてくれて有難う』
『おみそ汁のだしがカツオ節だったのが、びっくりした』
『おみそ汁にお餅を入れるといいにおいがしました』
『今日は初めての事がいっぱいで、楽しかったです』
と、生徒たちの心に残った授業になったようです
みんなお家でも作ってくれるといいなぁ
2011年12月07日
わかやま食と健康フェア
スタッフMです。
和歌山市にあるパームシティ和歌山店3階で開催された和歌山県主催「わかやま食と健康フェア」に食育推進部として出展しました。



当日は、和歌山県の「食べることは学ぶこと、考えよう皆と私の食の未来」「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」をスローガンに、多くの人に食や健康について考える機会を持っていただこうと開催されました。
フェアでは、「食エリア」(ステージイベント、食体験、試食、料理展示、販売)と「健康エリア」(健康チェックコーナー、栄養チェックコーナー、簡単おもしろ体力チェックコーナー、禁煙啓発コーナー)に分かれていました。
食育推進部では、和歌山県産くだもの主要産地・全国シェア・特徴等について来場者にクイズを通して理解を深めてもらい、地産地消及び日常の食生活にくだものを取り入れる有用性についての啓蒙を行いました。

くだものクイズは、花を見て何のくだものなのかを当てていただきましたが、意外とくだものは知っていても花は知らないものもあり、ヒントの全国シェアや産地を頼りに答えていただきました。
お子さんから大人まで、「フルーツ王国 和歌山 を実感できた」と大変好評でした。
また、県産くだものを使用したオリジナル「わかやまポンチ」の試食約230個を提供させて頂きました。
今回は、いちご、キウイフルーツ、柿を使用し、タピオカ入りココナッツミルクと合わせてエスニック風にアレンジした一品です。

提供開始前の10分前から沢山の人に並んでいただきました。


食育推進部オリジナル「わかやまポンチ」は気に入っていただけましたでしょうか。
ご来場いただきました皆様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
続きを読む2011年11月29日
なんば焼き2 焼き上げ編
スタッフMR2です。
「なんば焼」の取材2日目、今回は、すり身、練り、成形、焼き上げです。
前日、冷蔵庫に寝かせた身を細かな目のミンサー(肉ひき器)ですり身にします。
すり身は、すり鉢に移され1時間半も練り続けます。

長く練ることで粘りが出るので、つなぎの澱粉は全く使用されていません。
この製法は3代目に当たる今の社長が長い年月をかけて開発されました。
長く練っても温度変化による変質が起きないように、このすり鉢は特注の石臼でできています。
酒、みりんなどで調味を終えたあと、味見をさせて下さいました
雪のように白くて柔らかなすり身をドキドキ
しながら口に運ぶと……
美味しい~!
滑らかでほんのりと甘くて、これが魚からできているなんて驚きです。
とても貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました!

生地は素早く正確に正方形の型へ詰めます。
見事なヘラさばきを、無言で見つめ続けます

真ん中を盛り上げているので、焼くとなんば焼き特有の日の丸模様になります。




焼き機に並べて約30分、きつね色に焼けたなんば焼きからほのかに湯気が立ち上ります。
型から出して冷ませば、なんば焼きの完成です
続いて、ごぼう巻きにとりかかります。
前日ゆでたごぼうを3等分にして手のひらに乗せ、すり身を詰めます。


真ん中に細めのごぼうを埋めて更にすり身を盛り、ごぼうで埋め尽くします。


その上から、別に取っておいたエソなどの皮を綺麗に巻きつけます。


それを焼き網の上に並べて、4面をこんがりと焼き付けます。
芝菊商店では煙にいぶされた香りを残すため、今も網焼きを続けていらっしゃいます。
皮から滴る脂がジュワッと煙を上げるたびにいい匂いが立ち込めて、我慢しきれずお腹が鳴ってしまいました

焼き上げたら特製のたれに10分ほど漬け込んで完成

焼きたてのなんば焼きを試食させて頂きました
とてもぷりぷりなのに、噛む時はサクッと音がします。
『このなぁ、こんにゃくみたいな歯ざわりが大事なんやで』と微笑んだ社長の言葉に、尽きることのない努力となんば焼きへの深い愛情を感じました。
お忙しい中、長時間にわたる取材へのご協力を頂きありがとうございました!
2011年11月28日
なんば焼き1 仕込み編
スタッフMR2です。
白浜町の芝菊商店さんへ、田辺・西牟婁地域に江戸時代から伝わる名産品「なんば焼」「ごぼう巻」の取材に行ってきました。
3代目店主の芝崎照男さんにお話を伺いました。

「なんば焼」は、一説にお殿様が江戸へ持っていくお土産にするため、魚の身をほぐして焼き固めたのが始まりと言われています。
県外出身者のめはりは「かまぼこ」と聞くと半月型の外側がピンク色のものを思い浮かべるのですが、こちらでは「なんば焼」も「かまぼこ」と呼ばれています。
原料はエソ(マエソ)を使用します。
前日の夕方に水揚げされたエソを早朝からさばき始めます。

6月の時期のエソは、脂が少なく旬から外れているのですが、『この時期だからこそ美味しく仕上げることにこだわりを持っている。』とのことです。
エソは、鱗を取り地下水で洗います。
魚を加工する際の水は、すべて天然水が使われていて『美味しいかまぼこには、美味しい水が大切です。』と芝崎さん。
熟練の包丁さばきで次々と頭が落とされ、内臓が取り除かれます。

再び水で洗い、中骨、身、皮の5枚におろします。
この皮はごぼう巻きに使うので、旨みを出すために少し厚めにそぎとります。


25年使い続けている包丁は研がれ続けて、今では三日月のようになっています

頭と内臓以外の部分を魚肉採取機にかけ、骨を取り除きます。
この機械が導入された昭和51年までは、スプーンで身をこそげていました。

小骨も取り除かれた身は水に2回さらします。
この時の水温は7.6度。
温度が高くなるとたんぱく質が変質して、弾力のない硬い「なんば焼」になるのだそうです。
何度も温度を測り、気を配りながら作業は続きます。

↑手前:2回目のさらし、奥:1回目のさらし。
水にさらすと血と生臭さが抜け、白くなって行きます。
さらしが終わった身は、圧搾機にかけて水気を切ります。

この工程も昔は手絞りで、ドンゴロスと言う布袋が使われていました。
身は冷蔵庫で、1日寝かせます。
その合間に、届いた新鮮なごぼうの下ごしらえに入ります。

それぞれが手作りした竹の定規を当てながらスパスパと切り、五右衛門風呂のようなお釜に並べます。

この釜は、鋳物ですが今はもう生産がなく、この釜で最後なのだそうです
『壊れたら次はステンレスやろなぁ』
長く続いてきた歴史の中で、こうして新しいものへと変わりながらも、「なんば焼」は今の姿を留めています。
ごぼうが柔らかくなるまで茹でたら、1日目の工程は終了です。
次回は、練りと成形そして焼き上げです
2011年11月24日
串本の塩










2011年11月22日
日置川・養殖車エビ
スタッフMR2です
白浜町日置川(西牟婁郡)で、和歌山県内唯一であり日本最東端の「車エビの養殖」を行っている沖見晃久さんを訪ねました。

沖見さんが車えびの養殖を始められたのは20年前、ご両親が30年前に始めた養殖を継ぎました。今は奥様と二人三脚で協力しながら作業を進めています。

出荷は1日30~60kg、築地市場が休みの水曜日以外は毎日あるそうです。
池の水は清流で知られる日置川の河口の汽水域から水底付近の海水をくみ上げて利用しています。日々の作業の大きな部分を占めるのは池の清掃です。

消費者の安全・安心のため『もし病気が発生しても薬は使わない』方針で、病気が発生した池は水を抜いて天日干しで消毒するそうです。
沖見さんの車えびはとても活きがよく、築地市場で一番の値をつける優良品です。お店の生簀でも長生きするので評判が良いそうです。

車えびを養殖する過程に「間引き」があります。間引きしたえびは小さくて釣り餌などに買われるためとても安いのだそうです。

こんなエビが500kg~1tもあるので、これを商品化してもっと効率を良くできないかと模索されています。
沖見さんから、新たな取り組みとして、次のようなお話を伺いました。
『ヒロメとナマコの複合養殖を目指しています。』
『ナマコは、砂ごと有機物を食べるので、エビの糞や残り餌が溜まる底砂の浄化と商品化で一石二鳥になります。しかしナマコの幼体を生産していた試験場が宮城県にあり、今年発生した大震災で供給されなくなってしまいました。』
『今、新たなナマコの供給先を探していますが、なかなか見つからなくて困っています。』
また、ナマコの完全養殖(生簀内で産卵から育成を行うこと)を目指しているらしいのですが、ナマコの生態について詳しい方がいないので、研究している方を探しているそうです。
車えびを試食させて頂くと、ほんのり塩味とトロッとした甘さが口の中に広がって、ぷりぷりした歯ごたえが幸せな美味しさでした。

今回の取材は、日置川町商工会様のご紹介で実現できました。
また、沖見様には、お忙しい中、ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
2011年11月21日
上富田・鮎の養殖
スタッフK子です。
上富田町(西牟婁郡)の富田川沿いにある熊野水産様を「鮎の養殖」の取材で訪問しました。
和歌山県の養殖あゆは生産量日本一(2008年)を誇ります。

こちらでは、毎年11~12月に約120万尾の稚鮎を仕入れて、地下水を汲み上げた養殖池で5~6ヶ月間かけて育てています。

養殖池にはきれいな地下水を常に流し込み、3つの水車で空気を送り込んで酸欠を防いでいます。
ひとつの池には多いもので8~10万尾、少ない池でも3万尾ほどが泳いでいます。
流れに逆らって、たくさんの鮎が群れて泳いでいました。
出荷先の多くは、東京の築地市場など県外ですが、和歌山県内の市場にも出荷されています。

今回の取材では、築地市場向けに約1200kgの出荷準備をされていました。
築地市場へは、午前0時までに届けないといけないらしく、正午までに作業を終わらせ出荷するそうです。
池からは、大きなホースを使ってポンプで吸い上げるので、魚体に傷がなくつやつやと綺麗でした。

鮎を重さで仕分けしたものを、手作業でパックにつめていました。

飼育を担当する従業員の方にお話を伺いました。
1日の仕事は?
1日4回、餌やり。基本的に餌を機械に入れタイマー設定で自動的に餌を与えますが、餌の食べ具合を見るために手動に切り替えて餌を与える場合もあります。
1日2回、死んだ魚をすくう。
出荷する鮎をホースで吸い上げる

池には大きな照明が設置されていますが?
これは鮎に季節をだまして卵を持たないように日照時間を長くしています。逆に卵を持たせたい時は照明を切り、需要のあるお盆過ぎに「子持ちアユ」として出荷します。
※鮎のメスは日の短くなる冬に卵ができるので、ライトで日照時間を長くして卵ができないようにしている

いちばん大変なところは?
出荷する時期までに、成魚にすることが一番大変です。冷水病になったりしますから。
いちばん嬉しいことは?
鮎がちゃんと大きく育って成長してくれること。
子供たちへのメッセージありますか?
興味をもってくれて、鮎を食べてほしいですけどね。
もっと川で遊んで欲しい。そしてアユに興味を持って貰いたい。
※鮎の養殖で問題となる冷水病は、下あごから出血しやがてあごが溶けて死んでしまう病気です。
この病気に対して必ず効く薬はないそうで、前年効いていも今年は効かないようなこともあるそうです。
鮎は養殖も天然もこれからがシーズンです。気候もよくなっていく季節、晴れたら川遊びをしてみませんか?
今回、出荷作業の忙しい中、ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
2011年11月18日
「地産地消」お料理教室
スタッフN子です。
田辺市商業協働組合・イルカ事業委員会主催の、託児サービス付きの「地産地消」お料理教室イベントを取材させていただきました
情報誌「ラカン」でお馴染みの(株)ラカンさんの企画で田辺商店街活性化(イルカカード普及活動)の一環の新たな試みとして、商店街と地元の主婦たちが、アイデアを出し合って実現したそうです。
場所は、田辺市内の「シータス」さん。
講師は、バンホーン・宏実さんと補佐にご主人のトッドさんです。
参加者は、イルカサポーター4名とそのお友達8名の12名


メニューは、①ブロッコリーと切り干し大根干し野菜のゴマ和え
②秋刀魚の梅味噌しそ巻き変わり竜田揚げ
③たたき甘酢ごぼうスティック揚げ
④和風だし
⑤かぼちゃの茶巾包みレンコンと鶏そぼろあんかけ
⑥具沢山秋根菜の麦味噌汁
旬の食材が盛りだくさんです。
また、この日使われた玄米ご飯は、ご主人のトッドさんが3日間発芽させた玄米を使用、おばあちゃんのお手製の麦味噌もありと、聞いてるだけで身体に優しそうです。日本人より日本的ですね

料理教室では、講師の宏実さんから
『ブロッコリーの芯は硬いですが、ここに栄養があります。皮をむいてスライスし使いましょう』
『さつまいもは皮にも栄養があるので皮はよく洗って皮ごと調理してください。』など、
廃棄物を出さず、食材の特徴や栄養を知り、干し野菜や乾燥ひじきの戻し汁を和え物の下味に使うなど、食材そのものの味を大切にしていました。


(私もついつい)魚は下処理したものを購入することが多いですよね。なかなかきれいに出来ないもので・・・
今回は秋刀魚を三枚におろすことから始めました。おろしながら、子どもたちに魚の姿身がどんな形かなども教えていきたものだと感じました。


ひと手間加える料理って、いいですね
さて、 「野菜たっぷりメニュー」の完成です


この「地産・地消 お料理教室」は今回を含めて3回行われるそうで、引続き取材させて頂く予定です。皆様、お楽しみに!