2012年01月17日
水産加工場 体験学習
スタッフMR2です。
田辺市立芳養小学校3年生の体験学習の一環で行われた「水産加工場の体験学習」取材レポートです。
地元の水産加工場(早田水産さん)の加工場を見学した後で、魚を干し網に並べる作業を体験する学習メニューでした。
最初に、干物にするアジやサバを背開きにする作業を見学。
社長の早田さんから、「腹開き」と「背開き」の違い、干物にする魚の種類についての説明がありました。

プロの早業に、生徒たちも大興奮です。
さばき方をゆっくり見せてくれても、手馴れたさばきで見逃してしまいます。
生徒たちは、どんどん背開きにされていく魚と、包丁を持つ手元を交互に見つめていました。

さばいた魚を、秘伝の「塩汁」に一度漬けます。
生徒たちが「塩汁」に漬けた魚を、干し網に並べました。

手を洗い順番に魚を丁寧に並べていきます。
並べ終わると、除湿乾燥庫に入れて干物にするそうです。
次に、場所を移動して冷凍庫(マイナス30度)の中を見学させていただきました。
生徒たちに混じり冷凍庫へ2分ほど入ってみましたが、強烈に寒かったです。

最後に、生徒から早田さんへの質問タイムです。
早田水産は何年ぐらいお仕事をされていますか?
50年ほどです。
何種類の魚を扱っていますか?
1年間に50から60種類です。
1日で、さばく魚の数は?
今日は400匹くらいですが、多い時には2000匹ほどさばきます。
最後に、早田さんから生徒たちにお願いがありました。
『海や川を汚さない、道や山にもゴミを捨てないでください。
なぜかと言うと雨が降るとそのゴミたちは川や海に流れていきます。海や川を汚すと、魚がいなくなります。そうすると、みんなが魚を食べられなくなります。
そんなことにならないために一人ひとりが気をつけて川や海を汚さないよう にして下さい。』
生徒たちは、その言葉に、元気よく『はい』と答えていました。
早田さんからのメッセージは、ちゃんと生徒たちに届いたようですね。